はり供養

聞かれたことがある方も多いかと思いますが、

恥ずかしながら私は「そういったことがある」程度しか知りません。

 

 

針供養とは(Wikiより)

針供養(はりくよう)とは、

折れ、曲がり、錆びなど、使えなくなった縫い針を供養し、近くの神社に納める行事。

各地の社寺で行われているが・・・・・。 

 

 

と、まあ、こんな行事です。

 

2月8日、または12月8日に行われるようです。

2月8日が事始めとして農耕を始める日、12月8日が事納で農耕が終わる日。

その両日は慎みを持って過ごし、針仕事は控えるのです。

 

そして、今まで使っていた針を神社に収めたり、

豆腐のように柔らかいものに刺したりすることで供養し、裁縫の上達を祈ったのです。

 

 

 

手縫いが多くされていた時代にはこういった行事の認知度も高かったでしょうが、

時代と共にハンドメイドも一般的ではなくなり、口伝されることも減ったでしょう。

 

 

一般的には裁縫関係で行われることが多いのでしょうが、

私たちの鍼灸業界でも行われている先生は多くおられます。

勿論、裁縫で使う針ではなくて、鍼治療に使った鍼です。

 

一般的に体に刺入する鍼は、

一回ごとの使い捨てディスポーザブル鍼と使い捨てではないものがあります。

(勿論、後者も滅菌などをして清潔は保たれています。)

使い捨てではない鍼と言っても、

いずれは劣化が起こって刺入時の痛みや事故につながる可能性があります。

その為に破棄する必要があるのです。

 

 

ただ、当院ではてい鍼(皮膚に刺さない鍼)を使っています。

刺しませんし、電気を流すこともありません。

ですから劣化がほとんどありませんので供養するものがないんです。

で、今まで、はり供養をしたことがないと・・・。

 

 

しかし、感謝はしております。

大事に使っています。

少し曲がってしまった時には、すぐに真っ直ぐ修理します。

消毒・滅菌も怠っておりません。

 

それが治療の効果にもつながっていると思っています。

 

しかし、まあ、形あるもの いつかは・・・・・ですから、

いずれは供養する時が来るのでしょうね。

 

 

いや、こっちが供養される方が早い気が・・・・・。

私、生物ですからね~。

 

 

 

 

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