16日(月)、下山後のお話。
何はともあれ、無事に下山することができました。
色々なサイトにも書いてあることですが、富士山登頂とはそんなに大変なものではありません。
登ってみれば判ります。
山頂には多くのお年寄りや子供の姿があります。
体力がそんなにない人間でも登ることができるのです。
ただし、時間と気力があればでしょうね。
勿論、冬山は別です。
私が冬山に登ったら、かなりの確率で帰ってこられないでしょう。
後は天候にも大いに左右されます。
私も雨が降ったらすぐに中止する予定でしたから。
さて、下山したらまず温泉でしょう。
汗も凄いし、とにかく火山灰を頭からかぶっています。
黒いリュックがいつの間にか灰色になっていました。
道の駅「富士吉田」の近所にある温泉施設に行き、ゆっくりと浸かることができました。
ここにきて、じわじわと登頂の喜びが沸いてくるから不思議なものです。
下山直後は身体の疲れが半端じゃなく、喜ぶどころではないのでしょうね。
汗と火山灰を落とした我々は、山中湖の観光協会に行き、
安い民宿を探してもらいそこに泊まることにしました。
かかる費用を別のほうで使いたいからです。
だから道の駅、いや、ふじやまビールの近くを選んだのですよ。
チェックインし、すぐに外出。
ふじやまビールに直行し、そこのレストランで軽く食べ、1リットルを2本購入して民宿へ。
登頂の喜びを二人で話し合いながら、グラスを傾けあいました。
身体は疲れ、登下山の途中に「もう二度と登りたくない」とお互いに口にしていたのですが、
案外と楽しくもあったのだな、と感じました。
遠くの空では
ドーーーーーーン、ドーーーーーーン
と花火のような音が鳴り響いていたのですが、民宿の人に尋ねると自衛隊の演習だったようです。
この音は次の日も続いていました。
え~~っと、結局、1リットルを飲み干すことができず、気がついたら二人とも寝ていました。
初めてこれ、飲んだのですが、めちゃくちゃ美味かったですよ。
決して、疲れていたからだけではないです。
17日(火)の朝。
民宿の目の前に富士山がそびえ立っていました。
山肌はほんのり赤くとても綺麗でしたが、すぐに雲が発生して見えなくなってしまいました。
この日に登った人も、綺麗なご来光を見ることができたでしょうね。
さあ、帰る準備をしますか。